【徹底解説】VRで注目されている「没入」には4種類ある!?その意味とは?(クリエイターも注目)
目次
そもそも没入の意味は?
1. 熱中して他のことに気をかけずに過ごすさま
2. 特定の事柄にかかずらっているさま
3. 物事に夢中になること
https://thesaurus.weblio.jp/content/没入する
weblio類語辞典では、没入の意味として上記のような説明がありました。2.のような少々ネガティブな意味も含まれるようですが、一言でいうならば「なにかに熱中していること」と言えますね!
4つの没入について(ヒトが熱中する仕組み)
アーネストW.アダムズという方が、ヒトが何かに没入していく仕組みについて以下4つのカテゴリが存在すると言っています。アーネストW.アダムズはインターナショナルGame Developers協会という世界中のゲーム開発者を支援する非営利団体の設立者です。
没入=VR(仮想現実)という印象が強いですが、実は様々な種類が存在します!
少々難しい文字がならんでいますが、イメージしやすく簡単な言葉で解説します。
Tactical Immersion:戦術的没入
自分のスキルを使って何かを熱心に創り上げている状態のことです。
いわゆる「あいつゾーンに入ったな」の状態ですね。アートなどの創作活動をしている方は経験があるのではないでしょうか?
Strategic Immersion:戦略的没入
あらゆるの選択肢から正解を導くために集中している状態のことです。
かなり脳を使うチャレンジングなイメージですね。将棋やチェス、クロスワードをしたことがある方は経験があるのではないでしょうか?
Narrative Immersion:物語的没入
これは分かりやすいかもしれないですね。
言葉の通り、物語に引き込まれている状態のことです。小説や映画に夢中になっている状態は経験があるのではないでしょうか?
Spatial Immersion:空間的没入
これがIT技術の向上により注目度が上がってきた没入感です。
シミュレーションされた世界を見て、ヒトがそれを「現実である」と認識している状態のことです。VRでゲームをしたことがある方は経験したことがあるのではないでしょうか?
今後の没入を取り巻く環境は?
今後は「没入戦争」が勃発すると予想します。
ヒトは没入を追い求めます。笑
使われる言葉は時代や状況によって変わると思いますが、「没入」という要素はこれから更に重要になると考えられます。ユーザーエクスペリエンスの重要性が説かれていたり、総合的な技術革新で、より身近な要素になりつつあります。
もちろん業界によって左右すると思いますが、覚えておいて損はないはずです。しかし、何かを創るときにはもっと根本的に考えることがある!という方もいらっしゃると思いますので、頭の片隅にでも置いておいていただけると嬉しいです。
さいごに
没入に対するイメージは、以前に比べてクリアになりましたでしょうか?
アートやゲーム、映画、小説などの創作物で感動したり熱中することには「没入」という要素が関係しています。
何かに夢中になっている時には気づかないですが、実は裏では考えに考えを重ねた仕掛けがされているのです。逆にクリエイターやメーカーの方々は、4つの没入を意識した作品・商品づくりをしてみてはいかがでしょうか!
ありがとうございました。